「魅せる仕事」がつくる高い输送品质
神戸市のウォーターフロント?六甲アイランドに本拠を構える株式会社东伸产业は、創業以来、温度管理の輸配送サービスを主体に事業を拡大してきた。現在は、福岡県や埼玉県にも事業所を開設するなど、輸送ネットワークを構築。医薬品や自動車部品といった、時間?品質ともに厳格な輸送が求められる仕事を、24時間365日体制で行っている。入江社長は、自社の強みを“NOと言わない現場力”だと語る。
「お客様の要望、それは何かお困りがあるサイン。あるいは东伸产业なら解决できる、と信頼されている証です。だから当社は、いかなるときも、『狈翱』とは言いません。つねにお客様の立场に立ち、现场において运行体制や业务フローに创意工夫を重ね、课题を解决してきました。この繰り返しによって、お客様と良好なリレーションを筑き上げ、今があると思っています」
この优れた现场力を作るために、社员教育にも注力を重ねてきた。安全については、毎月オリジナルで作成する安全教育资料をドライバーに配布。これは、読むだけの资料ではなく、安全に関する穴埋め问题を実际に自分たちで解く、といった工夫を凝らしたものだ。点数を问うのではなく、会社とドライバーが安全についてコミュニケーションをしっかり取るということを目的としている。
また2015年には、全国的に见ても、まだ取得事业者が少ない道路交通安全マネジメントシステム「滨厂翱39001」を认証取得。非常に高いレベルで安全に向き合っている。
「当社の仕事は、见て綺丽な仕事、感动を与えられる仕事、『魅せる仕事』であるべきだと考えています。それが、私たちのめざす公司の在り方です」
- 会社名
- 株式会社东伸产业
- 所在地
- 神戸市东滩区向洋町东4-3
- 设立年月日
- 1981年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 入江 茂樹
- 従业员数
- 177名
- 保有车両台数
- 145台(グループ合计)
输送を「魅せる」ための代替サイクルとメンテナンス
入江社长の述べる「魅せる仕事」は、人だけで完结するものではないという。
「当たり前のことですが、第一に车両は、つねに清洁でなければなりません。第二に、车両は止まってはいけません。こうした考え方のもと、车両の代替サイクルは速く、さらに、车検はもちろんのこと、3カ月毎の法令定期点検も确実に行うことで、车のコンディション维持に努めてきました。当社はすべて、いすゞ自动车近畿に任せています。昔ならば、车の调子は音や感触でわかりましたが、今の车では困难です。电子制御化など、ずいぶん高度になりましたからね。まして、経験や知识の少ない若いドライバーなら、なおのことです」
车両の状态を万全に保つことも「魅せる仕事」を担う重要なファクターだと、入江社长は语る。
安心できる、いつもそばにいてくれる感覚
现在、いすゞのトラックはすべてコネクテッド化し、车が自己诊断したコンディション情报をパソコンで见ることが可能。运行管理者は、车と离れていても、コンディションを掌握できる。
「车両が不调かもしれないという予兆がわかることはもちろんですが、车両がグッドコンディションだとわかること、これも一つの安心ですね。また、自社においてだけではなく、コンディション情报はいすゞ贩売会社も把握し、共有化できているということも大きな安心です。言ってみれば、『いすゞがいつも、そばにいる』といった感じでしょうか」
そして、このコンディション情报が可能とする故障の芽を摘む整备「プレイズム」について、入江社长はこのように评する。
「我々は车両を止めるわけにはいきません。なぜなら、お客様との约束を果たさなければならないからです。当社はこう考えて、现在の车両代替サイクルや车検?法令定期点検を确実に実施してきました。それが今では、コンディション情报を活用して故障の芽を摘む整备をも可能となった。そういった意味では『私たちの考え方に、ようやく车が追いついてきた』そう感じます」
いすゞは2015年、大型ギガに通信端末を标準化し、“プレイズム”の提供を开始した。しかし、それは决して真新しい何か、ではなく、输送事业者が昔から追い求めていた稼动安定化を、新しい技术によって実现する「古くて新しいモノ」なのかもしれない。
计画入库をより精緻に、最适に
ここで、运行管理を务める松下课长に、同社の特徴的な运行形态について伺った。
「当社では、原则として车両は週6日稼动させることとしています。また、仕事の多くを占める定期便の运行については、车両2台につき3人を担当ドライバーとし、1运行が终わって帰社すると、次のドライバーが乗车するというスタイルをとっています」
この定期便を交代勤务で行う仕组みは、1コースを复数のドライバーが分担することで、全员がゆとりをもって働けるよう考案されたものだという。
一方、100台以上の车両を保有する同社においては、忙しい运行の合间を缝って、毎日のように车検や法令定期点検を行う必要がある。したがって、配车计画や点検到来日程をいすゞ自动车近畿と共有し、密に调整を図ることで计画入库を推进してきた。また、仮にドライバーが何か车両の不调を感じ取ったときには、书面によって运行管理者に报告する仕组みも整っている。しかし、车両の高度化、また车両に复数のドライバーが乗务するということは、不调の予兆に気づくことを、より困难にさせるだろう。
こうした状况下、フタを开けて见ずとも车両のコンディションがわかるようになったことで、运行日程と点検到来日程に加え、点検优先度?点検内容から推测される所要时间も加味して计画入库を考えられるようになった。つまり、最适な计画入库によって、稼动を最大化する车両运用が可能となったのである。
働き方改革を果たすこと、そこにもプレイズム
今年4月に「働き方改革関连法」が施行されるなど、あらゆる业界で、长时间労働の是正が强く求められている。入江社长は、早くから労働环境の改善に取り组んできた。
「“人はしっかり休ませて、车両はしっかり走らせる”が方针です。そこで、いすゞの运行管理システム『惭滨惭础惭翱搁滨』を导入し、ドライバーの拘束时间や残业时间等を厳密に管理しています。福利厚生面にも力を入れています。有给休暇制度や人间ドックの受诊制度を整えることで、心身ともに健康的に働けること。これを推し进めています」
一方、この働き方改革を成功させる上では、外せない重要なポイントがある、と入江社长は语る。
「働き方改革を进めていく中で、そこには今までは存在しなかったコストも生じる、という现実があります。だからと言って、働き方改革をやめるという选択肢はありません。そこで“人はしっかり休ませて、车両はしっかり走らせる”という言叶どおり、车は确実に走らせ、効率的に走らせることで、収益を确保していく必要があります。つまり、稼动効率を高めるということです。まさに『プレイズム』がここを担っていくために重要な働きをしてくれると考えています」
お客様との约束を果たすために、そしてより良い働き方を実现するために、プレイズムは、故障の芽を摘む整备で贡献できるということだ。
「动き続ける経営」をプレイズムと共に
2020年春、创业40周年を迎える同社。入江社长がいま考えることは何か。
「“止まらないこと”が信条です。动き続けるにはどうしたらいいのか考える。苦しい时には、半歩だけでも前に出る。そうすれば、実は一歩以上前に行けるものなんだと、そう思っています。そして10年后、良い颜で50周年を迎えたいですね」
10年后、プレイズムはどんな进化を遂げているだろう。确実にわかっているのは、そのときも止まらないための価値を提供し「魅せる仕事」のそばにいる、ということだ。
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