ヒカリグループで念愿の売上100亿円达成
ヒカリ产业株式会社が岡山市東部の西大寺地区に、3温度帯対応、24時間365日体制の西大寺物流センターをオープンさせたのは2004年10月のこと。当時、県内最大規模を誇る最新鋭の物流センターが開設されたということで、大いに注目を集めた。これを機に同社は新たな顧客を多数獲得。総合物流企業として飛躍的に業績を伸ばしていく。また、その後も同業のグループ企業である(株)フレッシュ物流や、(株)ハップと協業しながら積極的に設備投資を実行。顧客ニーズを先取りし、事業所や倉庫施設を増強してきた。直近の2021年9月には、過去最大の投資案件となる大阪物流センターを大阪府寝屋川市に開設(地上6階、延床面積12,000㎡、敷地:約6,500㎡)。主に冷凍食品や外食チェーンの食材などを保管している。現在、同グループが取り扱う積荷は、食品、青果、飲料水、酒類のほか、木材や建設資材、コンクリート製品、家具、事務用品など多岐にわたる。岡山を中心に、西は九州、東は関西、関東エリアを網羅する輸配送体制を構築している。
ヒカリグループは、食品を中心とした3笔尝サービスを提供することを业务の中核とし、物流业务の効率化、小口配送への対応、物流コストの削减に贡献している。自社の物流センターで、様々な备品や食品を保管し、発注に応じてピッキングして、スーパーや外食チェーンの各店舗へ纳入する。荷主は、包括的に物流业务全般を任せることができ、配送先の店舗は、発注や受け取りの手间を大幅に削减することができる。
物流事業以外では、自動販売機の設置?管理事業を営むヒカリエンタープライズ(株)、人材サービス事業の(株)must be、保険代理店の(株)ヒカリ保険サービスによってヒカリグループを形成。今日までヒカリグループを率いてきた長田義光氏は、2018年11月に(株)ヒカリホールディングスを設立し、代表取締役会長に就任。グループ各社を傘下に収め、経営の効率化、各事業のリスク分散、経営資源の集中投下などを推進。企業価値の向上、安定成長に努め、2019年度には、ヒカリグループの売上高100億円を達成した。
- 会社名
- 株式会社ヒカリホールディングス
- 所在地
- 冈山県冈山市北区柳町1-4-8
- 代表者
- 代表取締役会長 長田 義光
- 会社名
- ヒカリ产业株式会社
- 所在地
- 冈山県冈山市东区西大寺浜460
- 代表者
- 取締役社長 長田 和明
- 创业年月
- 1972年4月
- 従业员数
- 1,104名(グループ含む)
- 保有车両台数
- 284台(グループ含む)
「出会いと和」を大切に経営を実践
今もグループの代表として、各事业の牵引役を务められている长田会长。社是である「出会いと和」を念头に経営を実践してきたことが、今日の発展の础となったと语られた。
「脱サラして夫妇で始めた牛乳配达。あれから50年、総合物流公司をめざしてきましたが、私がつねに大切にしてきたことは、人との出会い、そして人の和。创业时から朝礼で社是を従业员と唱和すると共に、仕事に関わるすべての人との良好なリレーションシップづくりに努めてきました。これからもヒカリグループは、チャレンジ精神を忘れず、お客様と共に成长していけるように、人々との出会いと交流を大切に、事业を迈进していきたいと思います」
また、ヒカリ产业の取缔役社长を务める长田和明氏は、グループの事业戦略について、次のように语られた。
「24时间対応できる物流センターを运営していることがグループの强み。お客様の多様なニーズにお応えすることができますからね。付加価値の高い物流サービスを提供することで、多くのお客様と継続的にお取引させていただいています。お客様の方からご相谈される案件も多く、その都度、协议して业务内容を改善しています」
人材确保?育成に努め働きやすい职场をつくる
また、ヒカリグループでは、创业时から人材确保?育成に経営资源を集中的に投じてきたという。なぜなら、事业を拡大していくには质の高い人材が欠かせないからだ。长田会长は、事业拡大のタイミングを逃さないために、日顷から人材が集まり、长く働き続けられる职场づくりに注力してきたという。さらに、人材育成のスピードが重要なファクターだと语られた。
「そもそも、経営者と従业员は、同じテンションやモチベーションで働いていませんから、まず、福利厚生を充実させ、働きやすい职场づくりをめざしました。その上で、継続的に従业员教育に努め、専门性を持った物流マンやプロ意识の高いドライバーを育成しました。また、事业を分散し、干部やリーダーに一定の権限を委譲。状况に応じて临机応変に、现场で迅速に判断が下せる组织をつくりました。私が不在でも、的确に业务を遂行できることが重要なのです」
こうした人材戦略が功を奏し、现在ヒカリグループの従业员は1,000人を超えている。もちろん、従业员の离职率も非常に低い。特にドライバーの离职率が低い理由のひとつは、比较的勤务时间が规则正しく、ライフスタイルに応じた勤务形态を选択できるところだという。一方で、仓库作业なら70歳くらいまで働けるなど、高齢従业员の雇用にも配虑している。年1回、発行する社内报では、会社の现状や今后の経営方针、目标を従业员に伝えることで意思统一を図り、组织力を高めているという。また长田会长は、现场の声を経営に反映させるため、年2回、女性従业员との昼食会を実施している。そこで、职场で気づいたこと、改善してほしいことなどを闻き取り、漏らさず各事业所の干部に伝え、业务改善に役立てているとのこと。つねに、良い方向へ経営の舵を切れる公司风土が醸成されている。福利厚生の面では、长时间労働の是正はもちろん、年间休日数を増加。さらに、退职金制度(勤続5年以上)を设けると共に、労働保険(労灾?雇用)に加え、生命保険にも加入。従业员が灾害や事故、病気で亡くなった场合は、遗族に全额保険金が支払われる仕组みだ。その他にも祝金制度(家族の结婚?出产?入学?卒业)などが従业员に好评だという。各施设については、毎日就业前に全従业员で清扫を行い、働きやすい职场环境を维持することに努めている。
职场の安全が最优先事项
ヒカリグループには、もうひとつ优先事项がある。それは従业员と、その家族の幸せの根干となる安全対策だ。ヒカリ产业の常务取缔役、长田和也氏は、近年事故が减少倾向にあると话す。
「运输安全マネジメントに基づく指导や教育に热心に取り组んできたこともあり、安全ルールを厳守する精神が従业员一人ひとりに浸透しています。またグループでは、10年前から车両の代替サイクルを7~8年に短缩。路上故障を起因とする交通事故防止に取り组んでいます。特にいすゞ车は、安全性能にすぐれ、故障の予兆も検知してくれるので、保有台数が増えています」
时代の変化に柔软に対応できる人材と组织を
ヒカリグループは、今年創業50周年を迎える。当面は、グループ売上高150億円、従业员数1,500人を目標に事業に邁進していくという。また同時に、SDGs(持続可能な開発目標)の視点で、地域?社会貢献活動にも取り組んでいく方針を打ち出している。
「コロナ祸という厳しい経営环境に置かれていますが、幸いにもグループの売上高は落ちていません。先行きが见えない状况ですが、创业50周年という节目を新たなスタート地点として捉え、グループの経営基盘强化に努めると共に、时代の変化に柔软に対応できる人材と组织づくりを进めていきたいと考えています」
と最后に今后の展望について语られた长田会长。大型拠点となる大阪物流センターも顺调に稼働し、货物输送量の多い近畿エリアで、さらなる事业拡大が见込まれるヒカリグループ。これからもヒカリグループは「出会いと和」の精神を持って、难局を乗り越え、新规事业にチャレンジし続けていくことだろう。
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