いすゞ自动车(株)は、この度中国において、広州汽车集団有限公司(広东省広州市)と合弁で、中大型バスの生产、贩売会社「広州五十铃客车有限公司」を设立することで合意し、近く调印を行う。日本の自动车メーカーとしては、中国におけるバス完成车の合弁生产は初めてとなる。
合弁会社の設立は2000年2月、総投資額は2,990万US$(約31億円)を予定している。 生产物目は、いすゞの大型観光バス「ガーラ」シリーズ、中型観光バス「ガーラ?ミオ」シリーズ、大型路線バス「LT」シリーズに相当する車種。
広州汽車傘下のバスメーカーである広州客車の工場建屋の一部を購入、新規に設備投資を行い、2000年中には生産を開始する計画である。 初年度生産計画台数は100台で、2005年までには年産1,000台のレベルまで引き上げる。
贩売エリアは広州を中心に、中国全土とする。
現在、中国は経済の活性化に伴い、高速道路網の整備が進んでいることから、高速バスの需要が拡大している。 特に、広州は沿岸地域の経済の中心地であるとともに、香港との往来が活発で、中国最大のバス市場となっている。また、香港では大型レジャー施設の建設計画が進むなど、今後は観光バスの需要拡大も見込まれる。
このため1999年に约3万台だった中国全土の中大型バス需要は、2005年には倍増すると予测されている。
広州客车は、国家10大バス重点公司の一社で、国内生产台数第5位の有力なバスメーカーである。またいすゞは、1985年に日本の自动车メーカーとして初めて、四川省重庆市の庆铃汽车において、小型トラック(日本名エルフ)の现地生产を开始し、现在、庆铃汽车と江铃五十铃汽车(江西省南昌市)を中心に、年间约5万台の小型トラック、ピックアップトラック及び多目的车(SUV)を合弁生产している。
今回の中大型バス事业の开始により、いすゞは中国市场における事业基盘の一层の强化を図るとともに、広州汽车集団との最新型バスの合弁生产を通じて、中国のバス製造および自动车工业の発展に寄与していくこととした。
新会社概要(计画)
社名 | 広州五十鈴客車有限公司 Guangzhou Isuzu Bus Co., Ltd. |
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所在地 | 中华人民共和国広东省広州市 |
资本金 | US$2,990万(约31亿円) |
出资比率 | 広州汽車集団有限公司 51% Guangzhou Automobile Group Co., Ltd. いすゞ自动车49% Isuzu Motors Ltd. |
事业内容 | 中大型バスの开発、生产、贩売 |
会社设立 | 2000年2月(予定) |
役员 | 未定 |
生产物目 | 大型バス「ガーラ」「LT」シリーズ 中型バス「ガーラ?ミオ」シリーズ (现地名称は未定) |
生产能力 | 1000台/年 |
従业员数 | 360人 |
面积 | 敷地 9.4万m2建屋 3万m2 |