いすゞ自动车(株)は、本日インドネシアで多目的车「パンサー」をフルモデルチェンジし、発売した。今后は、ゼネラルモーターズ社(以下骋惭)との连携により、この车をベースとした次世代多目的车「160プロジェクト」(以下「160」)を、発展途上国を中心にグローバル展开していくこととなる。
いすゞは、1991年にインドネシアにおいて、アジア地域専用车として「パンサー」の生产、贩売を开始し、1997年からはフィリピンでも生产、贩売を行っている。「パンサー」は、乗用车的用途から货物运搬までこなせる多目的车として、価格も手ごろなことから、好评を得てきた。
今回のフルモデルチェンジでは、定评のあった経済性と耐久性をさらに向上させると共に、高级感を増したクリーンでエアロダイナミックなスタイリングを採用、広い乗车スペースとカーゴスペースを确保し、シートアレンジによって最大9人まで乗车が可能となっている。あわせて、パワフルかつ环境対応に优れた直接燃料喷射式ディーゼルエンジンを採用し、市场竞争力を高めた。
生産、販売は、現地のアッセンブラー?ディストリビューターであるパンチャモーター(P.T. Pantja Motor)が行なう。今年度の生産、販売は、28,000台を目標、2003年には60,000台を目指している。
「160」は、主に発展途上地域において、低価格で信頼性の高いエントリーレベルの多目的車として、グローバルに販売していくことを前提に開発された車両であり、いすゞとGMは両社のブランドで販売展開していくことで合意している。現在、いすゞとGMの生産拠点を中心に、両社で各市場への投入に向け、フィジビリティ スタディ(事業化の検討)を行っている。今後は、両社の生産設備や、GMグループの流通、販売網の活用を図りながら、部品、コンポーネントの共通化など幅広い協業体制のもとに、順次市場投入をしていく計画である。
いすゞの市场では、インドネシアに引き続き、来年にはフィリピンでも「160」へのモデルチェンジを予定している。
なお、この「160プロジェクト」は、1999年10月19日に行われたGMグループの共同记者会见で発表された。
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資 料
《新型パンサーの主な仕様》
- 車型 :
- ショート/ロング
- グレード :
- ショート/ロング 各3グレード
- 乗車定員 :
- 8名または9名
- 全長 :
- 4265/4435 mm
- 全幅 :
- 1680 mm
- 全高 :
- 1765 mm
- ホイールベース :
- 2515/2685 mm
- エンジン :
- 4JA1直接燃料噴射型ディーゼルエンジン(2499 cc)
- 駆動方式 :
- フロントエンジン、リアドライブ
《パンチャモーター概要》
- 社名 :
- P.T. パンチャモーター (P.T. Pantja Motor)
- 所在地 :
- インドネシア ジャカルタ市
- 設立 :
- 1974年
- 資本金 :
- 920亿ルピア
- 出資比率 :
- いすゞ 12.5% 、伊藤忠商事12.5%、
アストラグループ 64.9%、パンチャニアガ 10.1%
- 事業内容 :
- 多目的车、商用车の组立、贩売
- 生産実績 :
- ’99年3月期 5,700台(内 パンサー 5,100台)
’00年3月期 19,200台(内 パンサー 11,800台)
- 生産能力 :
- 75,000台
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